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松岡優司
Iターン
出身地:福井県敦賀市
所属課:食の拠点推進課
活動分野:直売所の販売促進
活動開始月:2018年6月
まるで故郷に帰ったような感覚
Q1 田舎暮らしを考えたきっかけ
大学卒業後、神戸市にある直売所で働いていましたが、起業して自分の会社を経営したいという学生時代からの目標を諦めきれずにいました。分野は農業関連を考えていたので、起業するなら都市部じゃなくて地方と思っていました。
Q2 南あわじ市に移住したきっかけ
僕は南あわじ市にある大学を卒業していて、また戻ろうという思いはずっとありました。それだけ住みやすくて居心地のいい場所だったんです。
丁度もやもやと思っていた中、南あわじ市地域おこし協力隊募集の記事を見つけました。活動内容も興味のある分野でしたので、思い切って挑戦してみようと決意しました。
Q3 南あわじ市の魅力、移住して良かったこと
南あわじ市は移住者に優しいまちだと思います。大学生の時もそうでしたし、再度戻ってきたときも多くの方に支えていただきました。島民気質なのか、おおらかな人が多い気がします。あと、何を食べても美味しいですね。(笑) 玉ねぎももちろんそうですが、僕は福井県敦賀市出身なので、海産物にはうるさいつもりでしたが、淡路島で食べた鯛の美味しさに感動して、それが今でも忘れられません。
Q4 移住前に不安だったこと、移住して苦労したこと
大学4年間を南あわじ市で過ごしていたので、住むことに関して不安はありませんでした。
むしろ予備知識があったので、市内のどこに住んだら便利かといったことも事前に分かっていました。それよりも、協力隊の任期を終えた3年後にどういったビジョンを描けるかという点は今も未定なので、今後そこを詰めていきたいです。
Q5 現在活動していることを教えてください
南あわじ市にある、農畜水産物直売所『美菜恋来屋(みなこいこいや)』の販売促進活動を担当しております。
店内イベントの企画やPOPの作成、店内レイアウトを含む直売所全体のデザイン、また、島内外での農産物販売及びPR等がメインの仕事となっています。最近では、美菜恋来屋のフードコートにて淡路島産の食材のみを使ったスムージーの販売も行っています。
Q6 地域おこし協力隊に応募したきっかけ
実は学生の時に、当時の南あわじ市地域おこし協力隊の方と交流する機会があったので、制度自体は知っていました。また、先述した美菜恋来屋は、僕が学生時代に直売所に関する卒業論文を作成するに当って、アンケート調査を取らせていただいた場所でもあって、初めて美菜恋来屋の販売促進を担当する協力隊の募集を見たときに、世の中どこかで繋がってるなと感じたものです。(笑) 販売促進という分野で前職での店長経験も生かすことができると考え、僕にとってうってつけの応募だと思いました。
Q7 今後の目標
現在の活動の中では、直売所全体のデザインという部分にもっと力を入れていきたいです。
また、自身の起業に向けた動きも徐々に増やしていけたらとも思っています。失敗を恐れず挑戦していきます。
Q8 平日・休日の過ごし方
直売所には、僕もまだ食べたことないような新しい野菜が並んでたりします。
お客さんに説明できるよう…というより個人的な趣味で、買って帰った野菜を家で調理して食べてみるのが平日の楽しみです。幸い、大学時代の友達も市内にいるので、休日は一緒に遊んだりします。
Q9 田舎暮らしを考える人へのメッセージ
僕の場合、1度住んでいた場所だったので、「田舎に住む自分」をイメージしやすかったです。誰も知らない土地に仕事を求めて移住するのは、とても勇気のいることだと思います。
ですが、都会では得られない経験があるのも、田舎の魅力です。いきなり移住・定住というハードルが高いのであれば、観光でも地域イベントに参加するのでもなんでもいいので、まずはその地域と関係を持ってみるのが、田舎暮らしへの第一歩かなと思います。