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鈴木健二さん
Iターン(2011年7月)
前住所:宮城県気仙沼市
出身地:宮城県気仙沼市
現住所:南あわじ市
職業:パン屋
「ブーランジュリー エ カフェ Poche(ポッシュ)」
家族:夫婦、子供1人
南あわじ市は子育て支援や移住する人への支援が手厚い
Q1 田舎暮らしを考えたきっかけ・南あわじ市に移住したきっかけ
故郷の気仙沼を離れ、神戸や大阪のパン屋で修業をしていて、いずれは私か妻のどちらかの故郷の近くでパン屋をしようと思っていました。それで10年のキャリアを積んだので私の故郷、気仙沼でお店を始めたんです。けれど、2011年3月に東日本大震災があってお店が倒壊してしまい、妻の故郷である南あわじ市に避難してきたのがきっかけです。
Q2 南あわじ市の魅力・移住してよかったこと
移住してきて4年間は淡路島のパン屋さんに勤めていました。
私の地元も妻の地元も漁師町で環境が凄く似ているので住みやすいですね。気仙沼には電車が通っていますが(淡路島は電車が通っていません)、車社会なので車が一人一台必要なのは淡路島と同じです。
あとは、3歳児以上保育料無料など子育て支援に力を入れているところがいいと思います。夏のレジャーや、徳島県にも近いので遊ぶところがいろいろあっていいですね。
Q3 移住前に不安だったこと、移住して苦労したこと
住んだことがないところに来たので不安はありましたが、妻の故郷なので何とかなるだろうと思っていました。
東北弁と淡路弁が全然違うので、言葉の壁はかなりありましたね。いまだにこちらの人が何を言っているのか分からないときがあります。(笑)
Q4 現在のお仕事
私の両親が旅館業をしていたので、もともと料理が好きで、その中でもお菓子やパンを作ることに魅力を感じたので製菓学校に進みました。
お店はベーカリーカフェで、コンセプトが<パンに合う料理>なので、パスタを出しています。その他にはピザやしっかり食べたい方には定食もあります。
外国にはよく行ったんですけど、ヨーロッパの雰囲気が好きで、バル(ヨーロッパ風の居酒屋)タイプのお店に興味があって、夜はパンとワインと生ハムで楽しめるようにしています。
Q5 平日・休日の過ごし方
営業時間が午前8時~午後9時なので、お店にいる時間が長いですが、妻の両親と同居しているので、お店をしている時間の間で少し家に帰って子供が寝る前までの用意をして、あとはみてもらっています。休日は第1、3水曜日と木曜日です。
Q6 田舎暮らしを考える人へのメッセージ
<南あわじ市>は子育て支援や移住する人への支援が手厚いのでいいと思っています。空き家や古い建物のリフォームに補助金を利用して、カフェやイタリアンのお店をされている方もいますよね。仕事で来ている都会出身の店のスタッフにも「将来、都会に帰ってしまわないで南あわじ市で住むのもいいんじゃない」って薦めているので移住を考えている人もいますよ。(笑)
ブーランジュリー エ カフェ Poche(ポッシュ)